社会人の副業・掛け持ちバイトの面接「志望動機・履歴書・服装」対策
★副業バイト面接対策 @
副業・アルバイトは、最終的に面接を突破し採用されてはじめてバイトができるのですから、面接対策が重要になってきます。ただ、超短期の仕事ならほとんど心配する必要はありません。ほとんどが「先着順」で決まるからです。
面接対策が必要になってくるのは、レギュラーバイトの場合です。毎月5〜10万円も本業とは別に副業・副収入となるわけですから、いい結果が得られないかもしれません。
まず、応募時あらかじめ「副業・掛け持ちでも応募できるかどうか」を募集企業より確認しておくことです。業種にもよりますが、ガテン系では「サラリーマンの副業組はお断り」という会社は、段々少なくなっています。
副業の履歴書:志望動機・職歴の書き方例は?
副業の履歴書については、職務経歴部分はかなりアバウトに書いてもOKでしょう。よほどの信用に関わる業務でない限り、身元調査はしません。ただし、志望動機だけは確実に記入します。
フルタイムで働ける人よりも、掛け持ちのハンディがある分は、志望動機の理由で挽回します。『お金が稼ぎたい』的なことを素直に書きます。ガテン系は、まわりくどいのは苦手な面接官は多いからです。しかし、これはお金を扱う職種では避けたほうがいいでしょう。あとは、勤務の希望日や時間帯ははっきりと書きます。そうしないと本業との兼ね合いで採用後にトラブルがあったら困りますから。
家族がいる人の理由は「子どもの教育費のため」、独身者は「故郷の両親へ仕送りをしているため」等としておけば印象がいいかもしれません。なお、履歴書に現在勤務している会社名を書くのは抵抗があります。派遣会社や登録バイトの人材紹介会社などは守秘義務があるので、秘密が外に漏れる不安はあまりありませんが、心配な人は現職を「不動産会社勤務」とか業種名だけを書いて提出するのも一つの考えです。
副業の面接時の服装は?
ガテン系なら普段着でもいいですが、真面目さを演出するには、やはりネクタイ着用で「社会人としての常識と責任感」をアピールしましょう。
社会人の副業アルバイトの面接時の対策
★副業バイトの面接対策 A
正社員の人が副業で応募するときの面接は、普通の転職の時とはやや異なるものがあります。
豊富な面接経験を持つ人によると、
「経験上ですが、副業応募の場合の面接では言ってはいけないタブーがあります。まず第一に、本業の会社の悪口を言うことです。実際、本業の給料が安くて生活できないからアルバイトで補填するのですが、あまりにも悪口をいってしまうと、『ここの仕事でも、わがまま言われて、すぐ辞めてしまうのではないか』と思われたり、『本業で仕事の意気込みがない人が一人前の給料が貰える訳がない』と納得されてしまうだけです」。
ということは、むしろ、愚痴を言わず、本業の仕事を一生懸命やっていることをアピールしたほうが有利ということです。
副業してまでも、今の本業の会社を辞めない理由が確実に答えられるようにしておけば、かなり好印象が期待できます。
さらに面接でのもう一つのタブーが、言葉遣いです。「面接で、『副業』という言葉を常時使うことです。『副業』という言葉を何度も使うということは、採用側からしてみると、『この仕事を侮辱しているのでは』と思われがちです。バイトはワンランク下に見ていると思われて『いい加減な仕事をされるのでは』また『不正をされるのでは』と不安感を抱いてしまうかもしれません」。
そこで、面接ではいつも、先に一言断ることにしています。
『働く以上、正社員もアルバイトも平等なので、副業という言葉は使いたくないですが、仕事内容などの話で混同してしまうので、今回申し訳ありませんが使わせていただきます』
「2つとも、求人側の立場になって、少し考えればわかる簡単なことなのですが、意外に気付かずに、面接官のペースに陥ってしまい、失敗したことが多かったです」と振り返るベテランさんの話です。どうか参考にしていただき、面接を突破してください。後は実践あるのみです。